曖昧な記憶学んだつもりをひきおこす

これから新たなことを学ぼうと思っている方に是非知っておいて欲しいことがある。

あなたの記憶は思っている以上に曖昧である。

最近学んだことを紙に書き出してほしい。できるだけ詳細に。

すると、自分では完璧に覚えていると思っていた事が幻想だったと気付くだろう。

安心してほしい、それはあなた一人だけではなく、皆そうなのだ。

 

ここで、記憶の忘却の研究を行ったヘルマン・エビングハウスHermann Ebbinghaus)の記憶の忘却に関する下記のデータを見て欲しい。

エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線

 

なんと、新たなことを学んでも1日後には74%もの記憶が失われることが明らかになっている。(なお、学習時には集中して覚えようとしている)

残りの26%の記憶であなたの目標とする水準に達しているとはとても思わない。逆に少し覚えている事が複雑にしている。本当は26%しか覚えていないのに、100%覚えていると錯覚を起こすからだ。

つまり、一度の学習では定着しないという事実を知ってほしい。

 

繰り返し学ぶことを計画していますか

ヘルマン・エビングハウスが示すように、人間はすぐに忘れてしまう生き物である。新たなことを学んでもほとんどのことを忘れていってしまう。

あなたは忘れることを前提に学習計画を立てていますか?

思いついたときに、過去学んだことを復習するのではなく、最初から計画することが重要となる。

忘れても同じことを何度も何度も学ぶと忘れ難くなり、知識が定着する。

繰り返し繰り返し同じことを学んで始めてものになる。

自分がどの程度忘れるのか測定するのは難しいが、忘れることを前提に学ぶ計画を立てることはできるだろう。

新たなことを学ぶ計画の中に理解度をチェックするプロセスを是非入れて欲しい。できれば学習後すぐに行うと良いが、前日学んだことを次の日に確認するということでも良いだろう。

 

教師はこの事実を理解してほしい

学校、学習塾、習い事の教師・講師こそこの事実を理解して生徒に指導してほしい。知識の定着化に真剣に取り組んで欲しい。

生徒が求めているのは、講師から新たなことを学ぶことではなく、志望校に入れる水準まで学習度を上げることである。

如何に上手に教えるかは確かに重要だがそれだけでは不十分だ。

それと同じくらい、その生徒が忘れてしまったこと/覚えにくいことを特定し、復習を促すことが求められる。

理解していることを教えてるのではなく、理解できていない箇所の特定と復習を促すこと、そして学んだことを体系的につなげていくことが役目だと思う。
follow us in feedly

トピックスタイトル

会社の目標設定能力を高める方法ボタン モチベーションを高める方法ボタン 子供の勉強へのモチベーションをあげるボタン