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優秀な新入社員がすぐ辞めないためにも上司の導きが必要

大学を卒業して会社に入る新入社員は、入社3年で約5割が辞めていっている。

辞めていった人の中には、内定が欲しくて入社しただけの人もいるが、第一志望の会社に入社したにもかかわらず辞めていった人も少なからずいる。

会社も成長を期待していたにも関わらず、どうして優秀で熱意もある新入社員がすぐに辞めていってしまうのだろうか。

辞めていく新入社員
新入社員が会社を辞めていってしまうのは、新入社員だけに原因があるわけではない


現場での期待と落胆

有名大学を卒業した学生が新入社員として配属されることが分かると、現場の社員の期待が高まる。期待のホープが配属されると沸き立つ。

特に理系の学生だと、専門と仕事内容が一致していることがあるので、さらに期待が高まる。

 

しかし、現場に新入社員が配属され、しばらく経つと期待が落胆に変わってしまうことがある。

思った以上に仕事ができないと周囲が感じるからだ。

仕事は遅いし、質も悪い。重要な仕事を後回しにして、どうでも良いことをやっていることがある。

期待していた分、落胆も大きい。

 

コミュニケーション力が鍵となる

特に理系の学生はこれまで一つの専門を極めていくことを主としてきた学習をしている。教授に相談することもあるが、基本は自分で問題解決することが多い。一人で成し遂げることに慣れている。

しかし、会社では一人で仕事をすることは稀である。チームで仕事をすることが多い。

そこには同僚や上司と上手にコミュニケーションすることが求められる。

水泳やマラソンのように一人の活躍が成功につながるスポーツと、サッカーやバスケットボールのようにチームとして調和をとることが成功につながるスポーツくらいの違いがある。

つまり、成功するための価値観が全く異なるのだ。

 

理系の学生はこれまでの価値観と全く違うので、戸惑う人がいる。また、苦手な人もいる。人生経験も少ないので適応するのに時間がかかってしまう。

こうして、周りと上手くコミュニケーションがとれないと、正確に自分の状況を伝える事ができず、仕事の遅れや質の低下につながってくる。

また、仕事のポイント等、重要なことを上司や先輩から教えてもらっても、上手にフィードバックがないので、仕事の覚えも悪くなってしまう。

これまで何でも一人で上手にできた人ほど、この現実を受け入れることができない。

周囲にも相談できず内に篭ってしまうと、さらに状況が悪くなる。

 

優秀な人ほどチームの中に入れる努力を会社が行う

これまで話をしたように、優秀な(特に理系の)新入社員は、一つの分野に対する知識はあるが、コミュニケーション力が乏しい傾向が強い。

そして、問題を自分で解決しようとする傾向にある。殻に閉じこもって考え込んでしまうことがある。

大学と会社では勝手が全く異なる。

 

適応に時間がかかること自体がこれまで経験したことがないので、信念を持って入社した人材でないとすぐに辞めていってしまう原因となるだろう。

 

また、挫折を感じている新入社員と期待が落胆に変わった現場の組み合わせは最悪である。

新入社員に誰も期待をしない雰囲気が出てきて、関心を払わなくなる。

これまでずっと成功してきた新入社員にとって、始めて期待されていないことを体験すると、自分に全く価値がないと思い込んでくる。

悩んでいる様子はあるけれど、元々優秀な新入社員だからいつか勝手に立ち直るだろうと周りが思っていると、あっさり会社を退職してしまう。

 

問題は、新入社員に全く能力がないのではなく、新たな環境になじんでいないだけなのだ。コミュニケーション力が他の能力の足枷となっているだけなのだ。

そして、最大の問題は、専門知識がある優秀な新入社員がビジネスマンとして必要なスキルをすべて持っているわけではないということだ。専門知識以外のスキルは全て普通であり、育成しなければせっかくの専門知識を発揮できないという事実を知らないことなのだ。

 

特に直属の上司は新入社員を一日も早く仲間に入れるように行動しなくてはならない。新入社員が頼る事ができるのはあなたしかいないのだから。

上司や先輩、同僚と相互理解が進めば、水を得た魚のように新入社員が活躍する。

ただし、それには時間が少しかかるだろう。

子供を育てるように、暖かく辛抱強く成長をサポートしていこう。

 

<ワンポイントアドバイス>
専門知識がある優秀な新入社員が最初からすぐに活躍できるわけではない。身近な人のからの厚いサポートを求めている。

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