目標を定めると、次は実際にどのように実現するのか計画を立てる。
計画を立てる時になって、今まで気づかなかったことが見えてきたり、目標達成に割ける時間が分かってくる。
やるべきこと、やるべきことの順序、期限、そして評価方法を定めてようやく実行計画が出来上がる。
この時点では完璧の理想の計画が出来上がる。

計画には予期せぬことはつきもの
例えば、あなたが営業部に所属し、1ヶ月で新規見込み客を10社獲得するという目標を立てたとする。
日々、計画に従って新規見込み客の獲得を行っているときに、不意に上司から「2週間後の新人研修の講師頼むよ。」と言われた。
研修日の1日だけ計画に割り込むのではなく、研修資料を作成したり、研修前後の連絡等、数日間この研修業務に時間を費やさなければならない。
このように、計画を立てた当初は全く予想もしていないことが起きることは多々ある。仕事では予定にないことが起きるのは当たり前だ。
新たにやらなければならないことが発生した時に、あなたはどのようにしていますか。
このケースだと、新人研修の担当を他の人に代わってもらうことが一番であるが、難しいと思う。研修資料の作成や連絡事項などを如何に効率よく行うのかが重要である。
しかし、ここでよく考えて欲しい。
本当に計画をそのまま遂行することが今一番求められていることなのだろうか。
計画を修正するのは悪ではない
計画を予定通り進めることは気分が良い。
また、計画を修正する(特に期限を先延ばし)ことは悪いことだと思い込んではいないか。
生真面目な人ほど、最初に立てた計画を予定通りに実行することに固執する。この姿勢は、責任感が強く、多くの場合良いことである。
しかし、場合によっては計画を修正するほうが良いことがある。
目先の計画を実行することが求められているわけではなく、目標を達成する事が求められていることを忘れてはならない。
状況が変われば、計画を見直して柔軟に対応したい。
目標達成の計画は柔軟に変更して良い。予定通り進行することも、状況の変化に目を向けよう。

